『不動産融資を受けるなら〇〇より〇〇!』

自己紹介

結論:『不動産融資を受けるなら節税より納税』

信用金庫で不動産融資に携わり13年、数多の不動産賃貸業の決算書を拝見し、融資を取り付けてきましたが、拡大できる大家さんの特徴は『納税』をしています。

えっ?節税した方がお金残るんじゃないの?税金なんて少ない方がいいよ。という考え方の方、どこかで融資の上限がきてしまいますよ!

納税が出来る=税引前利益があるということ。他にも営業利益があるのか等、重要な指標はあるものの、まずは簡単に考えてください。

法人を基本に話しますが、法人の決算を強くするためには、純資産(自己資本)の強化が必須です。

信用金庫では融資検討の際に自己資本比率(純資産÷総資産×100)で取捨することは少ないですが、地銀以上になると、そもそも自己資本比率が10%が条件や、20%以上が条件ですは珍しくありません。

不動産賃貸業は、基本的には購入した資金を家賃収入で長期的に回収するスキームであるため、借入金の金額が大きくなりB/S(バランスシート、貸借対照表)が悪化しがちです。自己資本比率が低くなりがちということです。

このB/Sを良くするには法人税を支払ったあとの当期純利益を出し、純資産を積み上げるのが王道になります。よって、節税を意識しすぎて税引き前利益を減らすと、当期純利益は少なくなり、自己資本比率が低いままになってしまします。

家賃収入が増加し、余剰資金が出てくると生活水準を上げたくなる気持ちは重々分かりますが、事業拡大期にはぐっと堪えて、納税をしてみるのはいかがでしょうか。

『納税=未来の1棟を買うため(融資を調達するため)の必要経費』ですよ!

では、また!

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